日本の宇宙開発の歴史
[宇宙研物語]
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第1章 日本の宇宙開発のはじまり
第2章 内之浦の登場
第3章 ラムダの苦悩と栄光
第4章 初期のミューと宇宙科学
第5章 M-3SIIとハレー彗星探査
第6章 M-3SIIの衛星たち
第7章 はじまった大型の国際協力
第8章 究極の固体ロケットをめざして
第9章 M-Vの衛星たち
第10章 たくましき仲間たち
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目次
第1〜3章
第4〜6章
第7〜9章
第10章
第1章
日本の宇宙開発のはじまり
AVSAと糸川構想
同志の結集
百万の味方
輝かしい始まり
ある新聞記事
昔の人は偉かった
ペンシルの時代
国分寺のペンシル
千葉のペンシル
荻窪のペンシル
道川の「発見」
ペンシルの斜め発射
ベビーの時代
ベビーロケットの飛翔
ミシシッピ河の水先案内
決死の匍匐(ほふく)前進
科学者の風流
ロケットのように走る男
八艘跳び
カッパのひのき舞台
ロケット・シリーズの名称
カッパ・ロケットのスタート
一難去ってまた一難
カッパ6型の完成
メーカーの苦労
第2章
内之浦の登場
全国行脚
発射場の条件
襟裳岬から種子島まで
内之浦に現れた糸川
現地の期待
調査の開始とおはぎ
糸川の根回し
内之浦のロケット発射場
内之浦浮上
新しい実験場の起工式
K-8-10ロケット
内之浦実験場の建設工事
すわUFO!
悪路を克服して
第3章
ラムダの苦悩と栄光
観測ロケットとしてのラムダ
『人工衛星計画試案』
バーから実験場へ直行
因縁の始まり
L-3Hロケット
挑戦・挫折・停滞
無誘導打上げ方式とは
初めての挑戦
2度目の挑戦
3度目の挑戦
宇宙・漁業問題の発端
鹿児島方式
軌道への跳躍
一歩後退、二歩前進
4度目の挑戦
栄光のラムダ
衛星「おおすみ」
なつかしき計算機
「おおすみ」の最期
第4章
初期のミューと宇宙科学
ミューの進化
初代のミューM-4S
4段式から3段式へM-3C
未知の軌道へM-3H
全段制御のM-3S登場
大雪
草創期の衛星たち
「たんせい」最初の試験衛星
「しんせい」日本初の科学衛星
「でんぱ」電離層から磁気圏まで
「たんせい2」M-3Cロケットの初衛星
「たいよう」熱圏をさぐる
大気とオーロラへの挑戦
「たんせい3号」M-3Hの初号機
磁気圏観測の新しい時代
「きょっこう」乱舞するオーロラに挑んで
「じきけん」プラズマ圏から磁気圏の深部へ
トラッキング数え歌
「おおぞら」中層大気を探る
「はくちょう」X線天文学、世界の舞台へ
コルサの思い出
敗者復活戦
打上げ直前 データレコーダの異常現象
機上データ処理装置と地上データ処理
輝く日々
曽野綾子のこと
日本のX線天文衛星の活躍
「たんせい4」──「ひのとり」「てんま」への布石
「ひのとり」X線で見る太陽フレア
新しい太陽像
「てんま」ラピッド・バースターの観測
第5章
M-3SIIとハレー彗星探査
地球脱出計画
星空のスーパースター登場
4つの難関
M-3SII 宇宙科学の仕掛人ロケット
惑星間空間を翔る探査機
深宇宙通信用の大型アンテナ
軌道決定プログラム
打上げオペレーション
入念な準備
全員打合せと内之浦の年越し
カウントダウン
飛翔
「さきがけ」惑星間探査機の誕生
「すいせい」ハレーのコマへ
ハレーへの接近
「すいせい」の先陣
ヴェガの最接近
真っ黒な雪だるまの登場
噴出するガスとダスト
ハレーのコマ
ハレーの尾
第6章
M-3SIIの衛星たち
「ぎんが」と超新星
新しいことずくめの「ぎんが」
超新星からの便り──「ぎんが」の科学観測
「ぎんが」日食でセーフホールド姿勢に
「ぎんが」の国際協力
「あけぼの」オーロラを探る
オーロラの故郷
「あけぼの」 オーロラのメカニズムを探る
地球の「尻尾」
伝説の放射線対策
「あけぼの」の花魁かんざし
「あけぼの」 が明らかにしたこと
「ひてん」月へ 重力を友とする美しき乱舞
果断の緊急停止
肝を冷やした 打上げ時のアンテナ追尾
スウィングバイ
月オービターの軌道投入実験
エアロブレーキ技術
「ひてん」の月面到達
「ようこう」塗りかえた太陽像
スカイラブ 「ひのとり」から「ようこう」へ
大変だった衛星の温度管理
感動的だったファーストライト
「ようこう」の科学的成果
停波により運用を終了
「あすか」90年代のX線天文学をリード
気を使った衛星のハンドリング
姿勢制御チーム 疲労の中での満足感
衛星の軽量化に消費税導入
今だから話せる話
「あすか」の科学的成果
「あすか」の落下について
「EXPRESS」 通産省、ドイツ、ガーナ
カプセル、ガーナにて発見
第7章
はじまった大型の国際協力
「SEPAC」スペースシャトルへの挑戦
たかがナット、されどナット 1回目の失敗
人工オーロラの出現──再挑戦
「SFU」宇宙実験観測フリーフライヤー
プロジェクトのはじまり
開発から打上げまで
実験開始
回収準備と文化の違い
回収
着陸
「GEOTAIL」地球磁場の探求者
GEOTAIL計画が成立するまで
ミッションプラン
衛星の概要と搭載機器
数々あった初体験
射場での作業
史上最大規模 ガンマ線が地球に飛来
第8章
究極の固体ロケットをめざして
ABSOLUTEを見つめて
M-3SIIとM-V
ABSOLUTEとM-V
最大の困難
対策と新たな障害
M-Vロケット全機の構成
第1段
第2段
第3段
キックステージ
推進系の研究開発
推薬・断熱材・噴射体
大型の地上燃焼試験
クレームへの対処
意外な展開
伸展ノズル
構造系の研究開発
モータケース
段間接手
後部筒とノーズフェアリング
制御系の開発
M-V各段の制御方式
制御系の開発経緯
第9章
M-Vの衛星たち
M-V時代の開幕
リハーサル
仕切り直し
旅立ち
感動
電波誘導の管制官が見た「発射から軌道まで」
ほのぼの風景から
「はるか」大型アンテナとスペースVLBI
ロケットも衛星も初物ならではの難しさ
射場で行った修復作業
「はるか」の初期運用
有効口径8mアンテナの開発
名取の涙──緊張の中、大型アンテナの展開成功
スペースVLBI衛星としての「はるか」
「はるか」の成し遂げたこと
さよなら18mアンテナ
LUNAR-A 月の内部への想いを胸に
LUNAR-Aの背景となった月の科学
ミッションの概略
ペネトレータ開発の経過
LUNAR-A計画の中止
「のぞみ」火星へのはるかな旅路
貴方の名前を火星へ!──キャンペーンに27万人
PLANET-Bの目指すもの
組立オペレーション
フライトオペレーション
M-Vロケット3号機打上げ成功
衛星班の長い日
試験撮像で「地球と月のツーショット」
「のぞみ」の月スウィングバイ
人工衛星のしし座流星群対策
「のぞみ」の地球脱出と新しい軌道計画
打撃
34mアンテナの完成
「のぞみ」最後の闘い
「のぞみ」再び惑星間空間へ
感慨
「ASTRO-E」蹉跌
ASTRO-Eという衛星
衛星の準備 (1)噛合せ試験
衛星の準備 (2)総合試験
ロケットの準備 (1)仮組
ロケットの準備 (2)モーションテーブル試験
ロケットの準備 (3)組立オペ
M-Vロケット4号機の飛翔
飛翔後の解析 (1)制御の履歴
飛翔後の解析 (2)なぜ姿勢が異常になったのか
幻の衛星「ひりゅう」
ヨーロッパの友人から暖かい申し出
小田稔とともに
「はやぶさ」小天体からのサンプル回収技術に挑む
「はやぶさ」がめざす技術
「星の王子さまに会いに行きませんか」ミリオンキャンペーン
打上げ成功
イオンエンジンで地球スウィングバイ
遂にイトカワに「到着」、ランデブー
現れたイトカワの素顔
いよいよ獲物に舞い降りる!ターゲットマーカーも分離
再び降下リハーサル
探査ロボット「ミネルバ」の放出
前人未踏の挑戦-タッチダウンに成功!
88万人のタッチダウン
「はやぶさ」のいちばん長い日
「はやぶさ」満身創痍で姿を表す-不死身伝説の蘇り
「サイエンス」特集号そして帰還の途
「すざく」悲しみを乗り越えて
ASTRO-EIIサイエンス・ワーキンググループ
1年間の設計検討を経て
ASTRO-EII計画の概要
M-Vロケット6号機の第2組立オペレーション
ASTRO-EIIの相模原発、筑波経由、内之浦行き
ASTRO-EII/M-V-6号機打上げ成功、衛星名は「すざく」に
失敗は成功のもとか 10年越しの成果
打上げから2ヶ月を経過した「すざく」
本格的な科学観測を開始した「すざく」
「すざく」100観測達成!
感慨
「あかり」日本最初の赤外線天文衛星
気球・IRTS・ISO──赤外線観測事始
打上げ延期
衛星の準備
組立オペレーション
「あかり」打上げと初期運用
M-Vロケット8号機搭載のサブぺイロード実験
初陣
目を開いた「あかり」
感慨
「あかり」が開く宇宙
「ひので」最後のM-Vを友として
SOLAR-B搭載機器の国際会議
衛星の準備 (1)基本設計確認会
衛星の準備 (2)光学望遠鏡の機械熱試験モデル組立
衛星の準備 (3)プロトモデル試験
衛星の準備 (4)構造モデルが姿を現す
衛星の準備 (5)微小振動擾乱の伝達特性試験
衛星の準備 (6)熱構造モデルの熱真空試験
衛星の準備 (7)総合試験
衛星の準備 (8)不具合を克服し、SOLAR-B夏期打上げへ
ロケットの準備 (1)M-Vロケット7号機噛合せ試験
ロケットの準備 (2)組立オペレーション
「ようこう」から「ひので」へ
サブペイロードも2機打上げ (HIT-SATとSSSAT)
「ひので」、太陽画像の取得を開始
感慨
「れいめい」先進技術実証と小型科学衛星への挑戦
INDEX‐1号機の経緯
INDEX衛星のFM機器合わせ
相模原局3mアンテナ
INDEX衛星がバイコヌールに向けて出発
打上げ成功
オーロラカメラの初期運用
「れいめい」のオーロラカメラによる初期観測
地上・他衛星との共同観測
第10章
たくましき仲間たち
衛星命名にまつわるエピソード
おおすみ
たんせい
しんせい
はくちょう
ひのとり
てんま
ようこう
はやぶさ
はるか
のぞみ
あかり
ひので
国際協力にまつわるエピソード
さまざまな「ガイジン」模様
ラーメンの指
史上最大の作戦
わびとさび
いたずら
珍酒《大隅大海》
アロンアルファ事件
パッキング・ラーメン
ボウフラの浮かぶ水を飲んだ男
タバスコと木魚
物語「性能計算書」
物語「性能計算書」(1)
物語「性能計算書」(2)
物語「性能計算書」(3)
物語「性能計算書」(4)
物語「性能計算書」(5)
プロジェクトの途上で
システム工学は焼き鳥の串
同じ釜のメシを食う
宇宙工学と宇宙理学のスクラム
プロジェクトの調整に大変
未来のために
熟練化と老齢化のはざまで
計画と人のつながりを大事にして
夢をもって宇宙科学へ
自立の路を求めて