第5章 M-3SIIロケットとハレー彗星探査

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惑星間空間を翔る探査機

宇宙科学研究所では、これまでミュー・シリーズの新しい型を開発すると、その1号機は必ず、ロケットの性能確認を兼ねて、試験衛星を乗せて打ち上げることを慣例にしてきた。M-3SIIロケットの場合、直接の目標がハレー彗星にある。これは今回の探査に失敗すると、あと76年は近くに戻ってこない。つまり、ロケットの開発にも絶対的なデッドラインがあるということである。

1984年暮れから1985年初めの打上げチャンスを、新しいロケットの1号機の性能確認に当て、これでハレー探査の試験機MS-T5を打ち上げることにした。そして1985年夏のチャンスに、2号機で本格的ハレー探査機PLANET-Aを打ち上げる。どちらも1986年3月にハレーに近づいて観測を行う、というシナリオである。

「さきがけ/MS-T5」の組み立て

「さきがけ/MS-T5」の組み立て

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