第5章 M-3SIIロケットとハレー彗星探査

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ハレーの尾

ハレー彗星は2本の尾を持つ。まず、ダストが太陽光線の圧力に押され、太陽と反対向きに大きなカーブを描く「ダストの尾」。

もう1本の尾(イオンの尾)が形成されるメカニズムについては、今回の探査で収穫が得られた。太陽コロナから磁場を伴いつつ噴き出る高速の太陽風プラズマは、彗星のコマとぶつかって自由な運動を妨げられ、衝撃波面を作る。衝撃波の内側(彗星側)にはエネルギーの高い荷電粒子がウヨウヨしている。その乱流化したプラズマの中を、太陽風の磁場はコマのイオンをまきつけつつ、スピードをゆるめながら内側に進む。この磁場が彗星イオンをトラップする瞬間を、「すいせい」のプラズマ観測器が史上初めてキャッチして喝采を浴びた。

「すいせい」の快挙:イオンの尾形成メカニズムを解明

「すいせい」の快挙:イオンの尾形成メカニズムを解明

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