第5章 M-3SIIロケットとハレー彗星探査

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「すいせい」の先陣

ハレーへの最接近に先立つ1985年11月から12月にかけて、「すいせい」に搭載した紫外線テレビカメラが、ハレーをとりまく水素の雲を数回にわたり連続的に捉えた。この水素はハレーの核の表面から放出された水蒸気が太陽の紫外線の強襲を受けて生成し、高速でコマの外側へ広がっていくものである。それらの映像から、ハレーはときには強く、ときには弱く、まるで間欠泉のような周期的な活動をしていることが分かった。「すいせい」チームは、これはハレーの核の表面に、ほかと比べて構造的に大変弱い部分があり、自転によってその弱い部分が太陽に向くと激しいジェットが吹き出すからだろう、と推測した。そして自転周期を弾き出し、水分子の放出量を毎秒25~50トンと算出した。このことから、ハレーの表面のかなりの部分がダストで真っ黒に覆われていることが推察された。

ハレー彗星の活動の消長

ハレー彗星の活動の消長

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