第5章 M-3SIIロケットとハレー彗星探査

カテゴリーメニュー

全員打合せと内之浦の年越し

全員打合せ。300人を越える人々から成る実験班の全員が、これからのフライトオペレーションについて基本的な意志統一を行う。実験班はこれを短く「全打(ぜんうち)」と呼ぶ。密着取材に訪れていたTBSのプロデューサー氏が、これを「ぜんだ」と読み、「みんなでロケットを叩いておまじないをかけるのかと思った」とつぶやいたのはご愛敬。つづいて各班は、機器の入念なチェックに入る。ダミーだった探査機は、本物のハレー彗星探査の試験機「MS-T5」に取り替えられた。

大晦日には、新装なって名前も新しくなったバー「ニュー・ロケット」で、カラオケ大会が行われた。こんなに楽しそうにカラオケに興じている亭主の顔を見たら家族は頭にくるのではないか、と思われるような盛り上がりであった。

読みかけのページとして記録する

「読みかけのページとして記録する」について