第8章 究極の固体ロケットをめざして

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第1段

第1段は、わが国最強の推進力を誇るM-14固体ロケットモータと、後部筒、1~2段接手からなる。固体ロケットモータとは、モータケースと呼ばれる圧力容器に酸化剤と燃料からなる固体推進薬を充填しノズルを付けたもので、液体燃料ロケットで言えばエンジンと推進剤タンクを合わせたようなものであり、「M-14」はこのロケットモータに与えられた名称である。

M-14ロケットモータは、製造、輸送上の制約から、2分割となっている。M-14ロケットモータは、ピッチとヨー(上下、左右方向)姿勢制御のための首振りノズルによる推力方向制御(MNTVC= Movable Nozzle Thrust Vector Control)装置を備えている。また後部筒にはロール姿勢制御のための固体モータ(SMRC= Solid Motor for Roll Control)が搭載されている。M-14ロケットのモータノズル周辺には、MNTVC装置の他、計測装置、テレメータ送信機等の機器が搭載されている。

1~2段接手は、第2段の点火と1~2段の分離を同時に行うファイア・イン・ザ・ホール(FIH= Fire In the Hole)と呼ばれる新技術に対応するよう設計されたものである。

後部筒を組み付けたM-V第1段モータセグメント1

後部筒を組み付けたM-V第1段モータセグメント1

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