第7章 はじまった大型の国際協力

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射場での作業

ジオテイル衛星は、米国フロリダ州ケープカナベラルのケネディ・スペースセンター(KSC)からデルタII型ロケットで打ち上げるため、同センターへ日本から空路輸送された。現地での作業は初めての経験のため、ジオテイル・チーム内では事前に度重なる検討を行い、綿密な作業計画が立てられた。

現地でチーフとして作業に当たった元NECの上村正幸は、次のように語っている。

──米国での打上げに備えて射場作業計画チームが組織され、NASAから要求されたLaunch Site Operation(LSO)計画書や手順書の作成に当たりました。事前に入手した資料や現地での打ち合わせ情報をもとに完成した資料は、NASAの担当者からも「立派な資料です」とほめられたほどでした。このLSOチームは先発隊として早めに現地入りし、衛星班の受け入れ準備として、射場作業で使用する設備などの確認準備を行いました。コンドミニアム(賃貸マンション)の手配や周辺環境(レストランや日本食材料も含めて)の調査も、このチームの仕事でした。また、KSCに到着した輸送航空機のドアが開かず、バールでこじ開けているのを見たときは先行き不安になりましたが、射場作業は大きなトラブルなく順調に進行しました。──(上村)

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