第9章 M-Vの衛星たち

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スペースVLBI衛星としての「はるか」

「はるか」の運用は、打上げ以来ほとんど全て夜中に行われていた。長い可視時間のとれるパスは、当分の間、夜中である。B棟の「はるか」運用室では、運用担当メンバーが、昼夜逆転の生活を続け頑張った。「はるか」の運用では臼田も重要な役目をする。臼田に新設したKuバンドのリンク局と「はるか」との間の通信実験は3月12日から始まった。衛星、地上系とも相当に複雑なシステムだが、実験は初日から順調に運び、3月24日には、「はるか」のアンテナを初めて電波天体に向けた。天体からの電波が初受信され、データが臼田に降りてきた。5月半ばには、「はるか」と長野県臼田の64mアンテナとの間で干渉計が成立し、直径3万kmの「人類の巨大な瞳」ができあがった。衛星「はるか」は真に電波天文衛星と呼べるものになった。

その後「はるか」はNASAのハッブル宇宙望遠鏡の1画素を10万画素まで分解できると豪語する性能で、はるかな銀河の電波画像を生み出していった。

初データ

「はるか」からの初データ(宇宙科学研究所臼田宇宙空間観測所)

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