M-V時代の開幕

1997年2月12日、鹿児島県内之浦町の鹿児島宇宙空間観測所からM-Vロケットの1号機が飛び立った。1970年の「おおすみ」以来積み上げた実績で、科学衛星の時代を築いた宇宙科学研究所が、その探査を一層発展進化させるために開発されたM-Vロケットは、標準飛翔経路をなぞって工学実験衛星MUSES-Bを軌道に投入した。21世紀に向けて画期的な滑り出しを見せたフライトであった。

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