第9章 M-Vの衛星たち

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衛星の準備(6)熱構造モデルの熱真空試験

SOLAR-B熱構造モデルによる熱真空試験が10月16日から10月30日まで宇宙環境を模擬した大型スペースチャンバにおいて行われた。この衛星にはバス部を取り囲むように可視光、X線を観測する2台の大型望遠鏡と極端紫外線を撮像する分光装置が搭載されている。したがって熱設計ではバス部と各望遠鏡や分光装置との熱結合を如何に調整するか、また、各望遠鏡内の熱をどのように排熱するかが設計の狙いどころとなった。熱解析はシステム部で約1,000ノード、望遠鏡や分光装置部では約1,500ノードの計2,500ノードの熱数学モデルを構築して行われている。その設計の良し悪しがこの熱真空試験で問われている。試験では太陽光による熱入力と搭載機器の発熱を模擬したヒータを約200チャンネル、温度計測に約600チャンネルが準備された。試験は11項目について行われ、システムの設計評価に止まらず、望遠鏡等についても詳細な設計の検証が行われた。

「ひので/SOLAR-B」熱真空試験

「ひので/SOLAR-B」熱真空試験

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