第9章 M-Vの衛星たち

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サブペイロードも2機打上げ(HIT-SATとSSSAT)

HIT-SATは、研究者、学生、エンジニアなど北海道内の約20名のボランティアが開発した超小型衛星である。主衛星分離後の6時50分に宇宙空間に放出され、7時42分(日本時間)にHIT-SATからのCW信号(モールス信号によるコールサイン)を受信したという第一報が、フロリダのアマチュア無線家から入った。15時36分には北海道工業大学の地上局でも、HIT-SATからの強いCW信号を受信した。HIT-SATからの電波は受信感度が良好で、一般家庭用のアマチュア無線アンテナでも受信できている。

わずか2.7kgの小さな衛星だが、HIT-SATの成功は北海道新聞の1面のトップ記事に取り上げられ、道民に大きな夢と希望を提供することができた。

一方SSSATは、ソーラー電力セイルの機能試験を目的とした超小型衛星である。主衛星分離後の6時52分30秒にM-Vロケット7号機の第3段から予定通り分離されたことが、サブペイロード撮影専用の搭載カメラ(GPU)により確認された。

その後、送信系統の不調に見舞われ、テレメトリが取得できない状態に陥ってしまった。展開動作が実施されたことはほぼ確実のようだが、ついに確認にまでは至らなかった。

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