第9章 M-Vの衛星たち

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相模原局3mアンテナ

INDEX衛星の目的の1つには、簡易地上局による衛星運用というものがある。

2002年11月8日、内之浦から輸送された3mアンテナは、50tクレーンで中庭から地上高34mの新A棟屋上に吊り上げられ、相模原局として設置された。主反射鏡は900MHzのロケットテレメトリ受信用に、ペデスタルは風向風速レーダとして、かつて内之浦で使われてきた。いずれもロケットテレメータセンターで内之浦の潮風に数十年さらされていたが、この度お化粧直しをして相模原でINDEX運用のために活躍してもらうことになったものである。

相模原3mφアンテナ

相模原3mφアンテナ

周波数S帯、アンテナ直径3m、駆動速度10°/秒、送信出力100Wであり、大容量のオーロラ観測データを内之浦の20mアンテナに頼る以外は、INDEXの運用を相模原局で行うことが可能となった。

据え付けた後、夜になってライトアップすると、白いアンテナがとても綺麗で、しばし見とれた新人の I 技官は「新しいデートスポット」と評した。誰かが「アンテナは夜間も赤外カメラで監視されているから、お前の言うような目的には適当じゃないな」とクギをさした。年が明けて駆動系、RF系の調整を終了すれば、あとは打上げを待つだけである。

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