第9章 M-Vの衛星たち

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ロケットの準備(2)組立オペレーション

2006年6月22日、内之浦宇宙空間観測所でM-Vロケット7号機の第1組立オペレーションが始まった。従来、第1組立オペレーションは、各段ロケットの推力方向制御装置のチェックを行って、1段、2段のノズルを結合して終わりだが、このオペはさらに1段、2段を整備塔に運んで結合するところまで進めることになった。それに伴い、期間も1ヶ月に。

6月26日、センターのあちこちで雷が落ちた。いろいろな機器に影響が出たが、幸いこのオペに支障をきたすようなことはなく、修復もすべて無事に終了した。

今は避雷針に黄色い球形の装置が付けられていて、雷が落ちると、その中に仕込まれている火薬が発火、球が割れて赤い布がペロンと垂れる仕組みになっている。作業が行われているM台地では、整備塔を含め、3ヶ所に雷が落ちた。落ちた当日は赤いペロンが三つ見えていたが、迅速に交換されて、今では元通り黄色い球が見えている。

作業は順調。さすがに、短期間で2機打ち上げた直後だけあって、毎日きびきびと進められる。残業も少なく、実験班員の疲れが蓄積されないのは幸いである。何しろ長丁場である。世の中には、「慣れてくると信頼性が落ちる」などと言う口の悪い人がいるが、M-Vに限っていえば、そんなせりふは通用しない。何としても打上げを成功させるという意識を常に高く持って、集中力を途切れさせることなく作業を続けている。

第2組立オペレーションも滞りなく進められた。

フェアリングの中の「ひので/SOLAR-B」

フェアリングの中の「ひので/SOLAR-B」

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