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トラッキング数え歌

当時はメーカーの人たちも一緒に実験場に泊まり込んでの作業だったが、長い1日が終わると、次の日に備えるアフターの盛り上がりは大変なものだった。そのとき生まれた歌に「トラッキング数え歌」がある。10番まであるが、その一部を紹介する。

レボ1や~レボ1や~
北極回って内之浦~内之浦
教授も喜ぶ一回り~一回り

レボ2や~レボ2や~
にこにこ受けるは追跡班~追跡班
これから始まる祝賀会~祝賀会

レボ3や~レボ3や~
さんざん苦労して打ち上げた~打ち上げた
これからたのむぞ よかデータ~よかデータ

レボ4や~レボ4や~
4人でできるは麻雀や~麻雀や
4人でできないトラッキング~トラッキング

......中略......

レボ9や~レボ9や~
くるくる変わるは平尾ちゃん~平尾ちゃん
おかげでこまるはコマンドマン~コマンドマン

(注)レボとはRevolution(周回)の略。この歌は、「きょっこう」「じきけん」をトラッキング中に生まれたものと思われる。休まず回ってくる衛星を追跡した当時の追跡班の心情が伝わってくる。平尾ちゃんとは恐れ多くも平尾邦雄(名誉教授)のことである。

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