第10章 たくましき仲間たち

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おおすみ

しかし、日本の最初の2つの衛星「おおすみ」「たんせい」の場合は、当時ロケットチームを率いていた玉木章夫が命名した。たとえば1970年2月11日に打ち上げられた日本最初の人工衛星「おおすみ」は、生みの苦しみを支え励ましてくれた内之浦を中心とする人々への感謝の気持ちを表明したものである。記者発表で玉木章夫は、内之浦の日本晴れの空を見上げながら、こぼれんばかりの笑顔で述べた。

──打上げ地に因んで「おおすみ」と命名します。今日は日本晴れ。‘澄’にも通ずるし、ローマ字の頭文字‘O’で非常に小さいという感じが出るので。オーとエスの間にエイチを入れてください。Ohsumiですね。

内之浦の婦人会長(当時)である田中キミは思わず「先生、有難うございます」と叫んだ。このことはそこに居合わせた人々の鮮やかな記憶として残っている。

「おおすみ」

「おおすみ」

初の人工衛星誕生を報告する記者会見

初の人工衛星誕生を報告する記者会見

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