第9章 M-Vの衛星たち

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リハーサル

1997年の年が明けて1月、宇宙科学研究所は、MT-135、2機のバイパー、S-520と、観測ロケットのフライトをすべて成功裏に行った。そしてM-Vロケット1号機の打上げは2月11日に予定された。そのタイムスケジュールは11時間を越えるロングランであるため、打上げオペレーションのリハーサルである電波テストのタイムスケジュール入りは打上げの前々日、9日の22時である。

スケジュールは途中まで順調に進んでいたが、ロケットを整備塔から出し、ランチャ角度セットまで終わり、CN班(ロケットの姿勢制御を担当する班)の作業を続けていた13時過ぎ頃から小雨がパラつき出す。

そのために逆行スケジュールに入りロケットは一時整備塔へ格納。多少のモタツキはあったものの、再びロケットは整備塔から出て、15時30分に電波テストのX(打上げ想定時刻)を迎え、打上げに備えてロケット格納などの戻し作業も無事終了。チーフ会議、その日の残作業を追えていよいよ本番を迎える。

M-V-1号機角度セット

M-V-1号機角度セット

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