第9章 M-Vの衛星たち

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ロケットの準備(1)M-Vロケット7号機噛合せ試験

2006年4月3日からゴールデンウィーク前にかけて、M-Vロケット7号機の噛合せ試験を相模原キャンパスで実施した。

噛合せ試験とは、工場で製造完了したM-Vロケットの全機器を所定の位置に搭載し、その機能および電気的インターフェースを確認することが目的である。搭載機器はここでつながれ、初めて一つのシステムとして機能するのである。この「初顔合せ」はM-VとSOLAR-B間でも行われ、ロケットと衛星をつなぐ「接手」の機械的フィットチェックや信号ラインの電気的確認試験が無事終了した。300点にも上る機器・計装ラインの搭載作業も順調に進み、機器に「灯を入れて」(電源をONにして)機能・動作の確認試験を実施した。噛合せ試験の終了をもって、M-Vロケット7号機は内之浦の打上げ場に行く準備を完了した。

「すざく」打上げから「あかり」打上げまでは、M-V始まって以来の半年間隔だった。それに加え、「あかり」の打上げは初の南向きだった。7号機は、これら2機の打上げと並行するタイトなスケジュールをこなして製造してきたものだが、この試験で正しく製造されたことが確認されたのである。長寿命で大活躍した「ようこう」(SOLAR-A)亡き今、SOLAR-Bの一刻も早い打上げが世界から望まれている。

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