2021年10月8日、工学に関する優秀な研究成果を挙げた研究者として、國中所長に公益財団法人服部報公会より服部報公会「報公賞」が授与されました。

受賞の対象となったのは「電子サイクロトロン共鳴放電式プラズマ源の研究開発と小惑星探査機への宇宙実用並びに産業への応用展開」で、これにより開発された電子サイクロトロン共鳴放電式イオンエンジンは、「はやぶさ」及び「はやぶさ2」探査機の主推進に採用され、地球~小惑星間宇宙往復航海を世界に先駆けて実現しました。両探査機の成功において、本研究が果たした役割は極めて大きく、世界に高く評価されています。

電子サイクロトロン共鳴放電式イオンエンジンは、今後、複数の将来宇宙計画にも応用が検討されており、今後の日本の太陽系宇宙探査を支える技術としてさらに期待されています。

20211008b_2.jpg

服部報公会理事長 田中 英彦氏(右)より賞状を授与された國中所長。左は所長夫人。

20211008b_1.jpg

受賞講演会の様子