国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、オーストラリア北部準州アリススプリングスの気球放球場を利用して、平成30年オーストラリア気球実験を実施して参りました(実験のための気球飛翔期間:3月25日~5月15日)。

しかしながら、当初予定していた3実験のうち、B18-01実験(気球搭載型遠赤外線干渉計による晩期型星の高解像撮像(FITE))については気象条件が実験期間終了まで気球放球に適さないため実施を見送ることとし、オーストラリア気球実験を終了することとなりました。

なお、今回のオーストラリア気球実験において実施した2実験、B18-02(気球によるMeVガンマ線天体国際共同観測(SMILE-II+))、B18-03(エマルションガンマ線望遠鏡による宇宙ガンマ線観測(GRAINE))につきましては次のURLをご参照ください。

B18-02実験:http://www.isas.jaxa.jp/topics/001310.html
B18-03実験:http://www.isas.jaxa.jp/topics/001356.html

本実験は、JAXAとオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)間の実施取決に基づき実施されました。また、実験実施にあたっては、ニューサウスウェールズ大学他の強い支援をいただきました。関係各方面の方々の実験実施へのご協力に深く感謝いたします。

放球後の様子

B18-03実験 放球後の様子