6月16日(金)、埼玉大学大学院理工学研究科とJAXA宇宙科学研究所による連携協定の調
印式が行われました。この連携協定は、JAXA宇宙科学研究所が、様々な衛星・探査機を
使って収集する天体観測データを、ひろく当該分野以外の研究者でも容易に活用できるよ
う、埼玉大学大学院理工学研究科の戦略的研究部門「X線・光赤外線宇宙物理領域」と
JAXA宇宙科学研究所が協力して、天体観測データの処理・アーカイブ・機器較正データ
ベースと解析ソフトウェアの開発、及び人材育成を行うことを目的としたものです。

調印式では、宇宙科学研究所所長 常田佐久 が「今後ますます大型化・複雑化する科
学衛星計画を実現していくには、全国の大学と一体となった科学衛星計画の実現を図り、
宇宙科学のすそ野を宇宙研の外に一段と広げ、日本全体の宇宙科学力を高めることが大切
です。この知の探索に、今回の連携協定が大きな役割を果たすことを期待しています」と
語りました。

調印式の様子

向って左 埼玉大学大学院 堀尾 健一郎 理工学研究科長
向って右 JAXA宇宙科学研究所 常田 佐久 所長
画像提供:埼玉大学