2025年2月3日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)とフランス国立宇宙研究センター(CNES)は、高感度太陽紫外線分光観測衛星(SOLAR-C)に関する協力の実施取決め(Implementing Arrangement:IA)に署名いたしました。
CNESスシェ総裁(左) とISAS國中所長(右) (クレジット:JAXA)
署名式は、JAXA宇宙科学研究所長:國中均とCNESの リオネル・スシェ総裁が出席し、フランス・パリのCNES本部にて行われました。
SOLAR-Cは、2028年度に打上げが予定されている日本が主導する日米欧の国際協力プロジェクトで、これまでにない高性能な紫外線望遠鏡を実現して、太陽とその大気を観測し、太陽高温プラズマの形成や太陽が地球や太陽系に及ぼす影響の解明を目指すミッションです。
CNESは、フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究チーム(宇宙天体物理学研究所およびシャルル・ファブリ研究所)を支援し、JAXA宇宙科学研究所等が中心となって開発する、衛星に搭載される紫外線望遠鏡EUVST(EUV High-throughput Spectroscopic Telescope)の分光機能に関するコンポネント(回折格子:EGA)の開発を進めます。
今回の合意を受けて、JAXAは引き続きCNESと連携し、さらなる科学的成果の創出を目指します。