JAXA宇宙科学研究所はフランスCNESと「はやぶさ2」や「火星衛星探査計画(MMX)」をはじめとする宇宙科学探査分野での多くの協力活動を進めています。この度(2023年5月25日) CNESフィリペ・バティスト総裁一行が、JAXA相模原キャンパスを来訪しました。この機会に小惑星サンプル分析における協力を拡大する実施取決めに署名合意を行いました。

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宇宙科学探査交流棟での署名式の様子

地球外試料キュレーションセンターご視察の様子

地球外試料キュレーションセンターご視察の様子

実施取り決めの概要
2019年6月締結のCNESとの協力実施取決めにより、2020年末に「はやぶさ2」帰還により得られた小惑星「リュウグウ」サンプル分析の性能向上を図るため、JAXA地球外試料キュレーションセンター(※)において、CNESより「赤外分光顕微鏡(MicrOmega)」の提供を受け組み込むことで、その解析作業に大きな成果を上げてまいりました。この共同活動を継続するとともに、新たに2023年9月に帰還予定のNASA「OSIRIS-REx」によってもたらされる小惑星「ベンヌ」のサンプルについても同様の研究協力を拡大実施していくことを合意したもので、日仏の更なる科学協力強化が期待されています。

※ JAXA地球外試料キュレーションセンターの概要
2007年度に設立以来、サンプルリターンミッションで得られた世界的に貴重な小惑星サンプル(地球外物質試料)を管理・研究する、現時点で世界唯一の設備であり、公募研究によって世界中の研究者にサンプルを配布し、サイエンス誌で特集号が組まれるなど多数の科学成果を挙げています。