運用中小惑星探査機「はやぶさ2」

「はやぶさ」後継機として小惑星サンプルリターンを行う小惑星探査機。「はやぶさ」が探査した小惑星イトカワ(S型)とは別の種類の小惑星(C型)を探査することで、惑星の起源だけでなく地球の海の水の起源や生命の原材料をも探求する。

ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG) 惑星分光観測衛星「ひさき」

「はやぶさ2」は、基本的には「はやぶさ」で行ったサンプルリターン方式を踏襲します。ただし、より確実にミッションを行えるよう、信頼性を高める様々な改良が加えられています。またその一方で、小惑星表面に人工的なクレーターを作り、地下のサンプルを持ち帰るといった、新しい技術を使ったミッションにも挑戦していきます。太陽系天体探査技術を向上させることも、「はやぶさ2」の重要な目的です。
「はやぶさ2」が目指す小惑星は、(162173)リュウグウです。リュウグウはC型の小惑星ですが、太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられています。地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのか。そのような疑問を解くのが「はやぶさ2」の目的です。また、最初にできたと考えられる微惑星の衝突・破壊・合体を通して、惑星がどのように生まれたのかを調べることも「はやぶさ2」の目的です。つまり、「はやぶさ2」は、太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫るミッションなのです。

名称(打上げ前) はやぶさ2(Hayabusa2)
目標天体 リュウグウ (C型, 地球接近小惑星)
打上げ日時 2014年12月3日
場所 種子島宇宙センター
ロケット H-IIAロケット 26号機
質量 約600kg
小惑星到着予定 2018年
地球帰還予定 2020年
小惑星滞在予定期間 約18ヶ月
主要ミッション機器 サンプル採取装置、地球帰還カプセル、レーザ高度計、中間赤外カメラ、近赤外分光計、衝突装置、小型ローバ(MINERVA-II)