よくある質問

宇宙科学研究所(ISAS)について

宇宙科学研究所では何をしているのですか?
宇宙科学研究所では、宇宙の構造やその起源を調べる天文観測、地球を含む太陽系の生い立ちを探る太陽系科学、微小重力環境等を利用してさまざまな実験を行う宇宙環境利用科学、及び、これらの研究を支え、新たな宇宙への可能性を切り開く宇宙工学を中心とした研究を進めています。また、大学共同利用機関として日本における宇宙科学分野の研究・教育の拠点としての機能も担っています。これらを通じて得られた成果を日本国内はもとより国際社会にも発信しています。
わざわざ宇宙や上空に行って研究するのはなぜですか?
太陽系天体の探査や、プラズマや高層大気の観測など、研究対象そのものに直接行く場合や、地球大気や重力の影響を避けるのが目的の場合など、理由はさまざまです。
例えばX線や遠赤外線などは地球大気に吸収されてしまうため、これらの電磁波で宇宙を観測するためには大気の外に出る必要があります。赤外線天文衛星の「あかり」やX線天文衛星の「すざく」などがこれに当たります。
また、地球の大気がかげろうとなって星をまたたかせたり太陽の像を揺らがせたりするので、鮮明な画像を取るためには大気の外から観測した方が有利です。太陽観測衛星の「ひので」などがこれに当たります。
この他にも、無重量状態を利用した材料や生物の研究も進められています。
"ISAS"とは何の略称ですか?
英語で「宇宙科学研究所」を意味する"Institute of Space and Astronautical Science"の頭文字をとったもので、「アイサス」と呼んでいます。
キャンパスはどこにありますか?
宇宙科学研究所とその関連施設は相模原キャンパス(神奈川県相模原市)、あきる野地区(東京都あきる野市)、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)、能代ロケット実験場(秋田県能代市)、臼田宇宙空間観測所(長野県佐久市)、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)、大樹航空宇宙実験場(北海道大樹町)、種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)があります。
何人ぐらいの職員が働いているのですか?
宇宙科学研究所の職員数は約200名で、相模原キャンパスではこのほかにJAXAの宇宙教育センターや宇宙探査イノベーションハブに所属する職員も働いています。
職員になるにはどうすればよいですか?
採用情報に募集情報が掲載されます。応募後、選考によって採用の可否が決まります。研究職以外にも、さまざまな職種の募集を行っています。
宇宙科学研究所で学ぶにはどういう方法がありますか?
宇宙科学研究所では、大学院生への研究指導を行っています。具体的には、総合研究大学院大学の物理科学研究科宇宙科学専攻の基盤機関として、また東京大学大学院における大学院教育への連携協力に加え、諸大学の大学院生を特別利用研究員として受け入れています。

科学衛星と探査機について

これまでの科学衛星や探査機にはどのようなものがありますか?
ミッションのページをごらんください。
寿命はどのくらいですか?
衛星・探査機によってさまざまです。短い場合で数年、長い場合は20年以上観測運用を続けています。くわしくは、ミッションのページをごらんください。
寿命を終えた科学衛星はどうなりますか?
地球周回軌道にあるものは大気圏に突入させて消滅させますが、探査機などは目的天体に衝突させたりそのまま宇宙空間を飛行し続けたりさせることもあります。
科学衛星や探査機の名前はどのようにして決まるのですか?
打上げ前の科学衛星は、その種類に応じて"ASTRO-A"(一番目の天文観測衛星)などの開発コード名が付けられています。日本語の名前や愛称の決め方はさまざまです。
たとえば、関係者による投票で決める場合もあります。打上げ予定日の約一週間前に内之浦宇宙空間観測所の各センターとそのミッションに関わった人々のいる場所に投票箱が設置されます。投票数を基本に、様々な条件を考慮して「衛星愛称決定委員会」が最終的に日本語の名前を決めることになっています。
最近では公募による愛称募集も行っています。これまでの衛星についての打上げ前の名前と打上げ後の愛称は以下のとおりです。( )の中が打上げ前の名称です。
おおすみ(なし)、たんせい(MS-T1)、しんせい(MS-F2)、でんぱ(REXS)、たんせい2(MS-T2)、たいよう(SRATS)、たんせい3(MS-T3)、きょっこう(EXOS-A)、じきけん(EXOS-B)、はくちょう(CORSA-b)、たんせい4(MS-T4)、ひのとり(ASTRO-A)、てんま(ASTRO-B)、おおぞら(EXOS-C)、さきがけ(MS-T5)、すいせい(PLANET-A)、ぎんが(ASTRO-C)、あけぼの(EXOS-D)、ひてん(MUSES-A)、ようこう(SOLAR-A)、あすか(ASTRO-D)、はるか(MUSES-B)、のぞみ(PLANET-B)、はやぶさ(MUSES-C)、すざく(ASTRO-EII)、れいめい(INDEX)、あかり(ASTRO-F)、ひので(SOLAR-B)、かぐや(SELENE)、あかつき(PLANET-C)、ひさき(SPRINT-A)

ロケットについて

ロケットはどのくらいの大きさですか?
ファン!ファン!JAXA!「ロケットはどのくらいの大きさですか?」をご覧ください。
ロケットの打上げ能力はどのくらいですか?
ファン!ファン!JAXA!「ロケットの打上げ能力はどのくらいですか?」をご覧ください。
固体ロケットの特徴は何ですか?
固体ロケットと液体ロケットにはそれぞれの長所と短所があります。 固体燃料は液体燃料に比べて保存性が高く、構造も簡単なため、打上げの運用を簡易に行うことができます。液体燃料ロケットに比較して固体燃料ロケットは極端に精確な制御能力は持っていませんが、科学観測のための衛星においては実用衛星に比べると軌道に投入されてから精確に軌道決定されれば観測に支障のないものが多く、今日まで固体燃料ロケットが使われています。
一方、実用衛星の多くは静止軌道に投入されるものが多く、制御能力にすぐれた液体燃料ロケットを開発すべく、アメリカからの技術導入に頼って技術の開発に努め、H-IIロケットに至ってついに国産化に成功したものです。しかしながら第1段の推力を補強する補助ブースターにおいては、アメリカのスペースシャトルと同様に固体燃料には捨てがたい魅力があり、H-IIAロケットにおいても、宇宙科学研究所が開発し世界の最高水準にある日本の固体燃料ロケット技術が活用されています。
このように、固体燃料と液体燃料という二つの方式は、決して一方だけで宇宙輸送をなしうるものではなく、補い合いながら効率的なシステムを構築していかなければなりません。液体燃料ロケットが主流となるかに見えた昨今、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアにおいて期せずして固体燃料ロケットへの見直しが始まっているのは、こうした背景があるからです。
固体ロケットの燃料は何ですか?
航空機と違って空気のない宇宙空間を進むロケットは、燃料だけでなく酸素の代わりとなる酸化剤を必要とします。現在の固体ロケットでは、燃料にポリブタジエンゴム、酸化剤に過塩素酸アンモニウムを使い、さらに燃焼温度を上げてロケットの性能を向上するためにアルミニウムの粉末を混ぜています。
固体ロケットはどこから打ち上げるのですか?
鹿児島県肝属郡の内之浦宇宙空間観測所(USC)から打ち上げています。
打上げの見学はできますか?
できます。ただし保安区域(安全性を考慮してロケットの規模に合せて設定されます)の外側でご覧ください。内之浦宇宙空間観測所には一般の方々にも打上げをお楽しみいただくために見学所が設置されています。
打上げに失敗したことはありますか?
1970年2月に日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げる以前に、何度か打上げの失敗を経験しています。その後ミュー(M)ロケットが運用状態に入ってからの失敗は、1970年のMS-F1、1976年のCORSA、1996年のEXPRESS、2000年のASTRO-Eの4つです。
小型観測ロケットを打ち上げる理由は何ですか?
小型観測ロケットは、大気球が到達できる高度50km程度から人工衛星が飛ぶ高度300km程度までの、地球の大気と宇宙との境界で「その場」観測することのできる唯一の手段です。また、人工衛星を打ち上げるよりもはるかにコストが安く開発期間も短縮できるため、先鋭的・萌芽的な実験を行うのにも適しています。
そのほか、ファン!ファン!JAXA!の「よくある質問:ロケットについて」もごらんください。

大気球について

科学観測用の大気球はどのようなものですか?
ポリエチレンの薄膜などを使った気球にヘリウムガスを詰めて、観測機器をジェット機の3倍以上の高度まで上昇させるものです。気球下部には排気口があり、高度が上がって満膨張になると余分なガスを排気し、一定の高さを保ちます。膜厚20μm(レジ袋とほぼ同じ厚さ)のものが素材として多く用いられていますが、超高高度を目指すための小型気球の開発も進められており、現在は膜厚2.8μmのものの試験を行っています
気球はどのくらいの大きさですか?
大型気球のB500の場合、体積は500,000m3(東京ドームのおよそ半分)で、直径は108mです。
最高でどのくらいの高度まで到達できますか?
B500では重量500kgの観測機器を42kmの高度まで上げることができます。2007年7月現在の気球での到達高度の世界最高記録は53.0kmで、宇宙科学研究所が2002年5月に膜厚3.4μmのポリエチレン気球を用いて達成しました。
浮遊時間はどの程度ですか?
数時間から十数時間、場合によっては数十時間です。
実験場を大樹町に移転したのはなぜですか?
気球の大型化、安全面での周辺環境の変化、気流の変化などが主な理由です。
放球のための気象条件はどのようなものですか?
雨天、強風(毎秒5m以上)、悪視程(8km以下)、および気流の状態が悪い時には放球しません。
大気球で観測する理由は何ですか?
大気球は、高度50km程度までであれば数十時間程度安定して観測することができ、大気のその場観測には欠かせません。また、人工衛星を打ち上げるよりもはるかにコストが安く開発期間も短縮できるため、先鋭的・萌芽的な実験を行うのに適しています。

一般向けイベント等について

一般の見学はできますか?
相模原キャンパスの見学については見学案内のページをご覧ください。
そのほかに相模原キャンパスでは年に1回特別公開を行い、通常はご覧いただけない施設内の見学や科学実験・実演、成果発表、講演会などを行っています。
団体での見学はできますか?
できます。バス・乗用車が駐車できる台数に限りがありますので、事前にお問い合わせください。お問い合わせ先などは、見学案内のページをご参照ください。
解説付きで見学したいのですが、どのように申し込めばよいですか?
平日に限り、解説付きの見学ツアーを設けています。こちらは事前に予約が必要です。詳細は以下を参照してください。
最新情報や講演会などのイベントの情報はどのようにしたら入手できますか?
宇宙科学研究所のトップページに掲載するほか、宇宙科学研究所公式Twitter ISAS_JAXAでもご案内しています。
質問の受付窓口はありますか?
JAXAの事業全般に関わることに関してはJAXAのお問い合わせフォームをご利用ください。宇宙科学に関することについては宇宙科学研究所のお問い合せフォームで受け付けています。あわせて、ファン!ファン!JAXA!よくある質問も参考になさってください。

画像・映像・解説記事などウェブサイト・コンテンツの利用について

もっと高解像度の画像・映像はありませんか?
ウェブサイトには最高解像度の画像を掲載しています。高解像度の映像提供につきましては、JAXAデジタルアーカイブスにてご案内しています。
また、映像ソフトの貸出も行っております。JAXA映像ソフト貸出をお読みください。
画像に文字を追加して利用してもよいでしょうか?
理解を助けるための文字を追加していただいてかまいません。
文字なしの画像はありませんか?
画像だけではわかりにくい場合に画像に文字情報を掲載しています。文字がない画像もできるだけ用意していますが、見つからない場合にはお問い合わせください。
JAXA相模原キャンパス 広報・普及係
電話:042-759-8008(受付時間:平日9:30~17:45)
コンテンツを教育・報道目的に利用していいですか?
是非、ご活用ください。ご利用の際にはクレジットの表記をお願いいたします。
コンテンツを書籍で使えますか?
JAXAサイトポリシー・利用規約をお読みいただき、お問い合わせください。
参加費が必要なイベントでコンテンツを使えますか?

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お問い合わせ先
宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報部
電話 03-5289-3650
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科学館・博物館・プラネタリウムでコンテンツを使えますか?

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ウェブサイトについての問い合わせはどこにすればいいですか?
ISASウェブ担当宛にメールにてお問い合わせください。
E-mail : webmaster@www.isas.jaxa.jp