はやぶさ2がMINERVA-II1の分離運用で降下した際に、望遠カメラONC-Tでは、これまでのリュウグウ表面の写真で最高解像度になる画像が撮られました。この画像を紹介します。

Fig1

図1 高度約64mで、ONC-Tによって撮影されたリュウグウの画像。2018年9月21日13:04頃(日本時間)に撮影。これまでのリュウグウ表面の写真で最高解像度になる。画面左下は大きな岩塊。
(画像クレジット※:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研)

この画像がリュウグウ上でどこに位置するかは、次の図2をご覧ください。

Fig2

図2 最高解像度画像で撮影された場所。黄色い枠が図1に対応する領域。(左)リュウグウ全体の上での位置を示すONC-T画像。(右)2018年9月21日13:02JST 高度70mにてONC-W1により撮像。
(画像クレジット※:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研)

参考:「はやぶさ」での最高解像度の画像

Fig3

図3 「はやぶさ」が撮影したイトカワ表面の高解像度の画像。Dが高度63mから撮影したもの。通称ミューゼスの海(正式名称MUSES-C Regio)が直径が数mmから数cmの "じゃり" で覆われていることがわかる。(論文 Yano. et al. SCIENCE VOL 312 2 JUNE 2006 より)

※ 画像を引用する場合にはクレジットを記載してください。もしクレジットの短縮が必要な場合は「JAXA、東大など」と表記してください。