2014年12月3日(水)、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH-IIAロケット26号機の打ち上げライブ中継を視聴するパブリックビューイングが全国各地で開催されました。当初11月30日(日)だった開催予定が打ち上げ日時の延期により平日に実施することになりましたが、JAXA相模原キャンパスには事前申込制で当選された約120名のご参加がありました(写真)。参加者に語りかける司会役は赤外線天文学の山村一誠准教授が務めました。打ち上げライブ中継は2部構成となっており、リフトオフを含む時間帯の第1部と、ロケットからの衛星分離を伝える第2部の間には中継映像のない時間帯がありましたが、「はやぶさ2」プロジェクトメンバーが登場してご自身について語ったり、「はやぶさ2」に関するクイズを交えた司会など、相模原キャンパスならではの企画もありました。

JAXA相模原キャンパスで行われた「はやぶさ2」パブリックビューイングで司会者の言葉を聞く参加者の写真

JAXA相模原キャンパス「はやぶさ2」打ち上げパブリックビューイングの様子

地元・相模原でも「はやぶさ2」への関心は高まっており、相模原市内の会場にもたくさんの方が訪れて打ち上げを見守る日となりました。相模原キャンパスの最寄駅であるJR横浜線「淵野辺」駅北口のオーロラデッキでは、相模原市などが主催するパブリックビューイングが開催され、デッキ下の地上部分(屋外)に大きなスクリーンが設けられ、宇宙科学研究所の大川拓也広報・普及担当が打ち上げの見どころなどについて解説を行いました。打ち上げ時刻が近づくと駅周辺は活気を帯び、300名以上もの人が集まってカウントダウンに声をあわせるなど熱気に包まれました。相模原市立博物館のパブリックビューイング会場にも約800名もの参加があり、プラネタリウムの大きなドームスクリーンで視聴された方もいらっしゃいました。

多くの方に見守られての打ち上げでした。ありがとうございました。