国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載した衝突装置(SCI:Small Carry-on Impactor)を小惑星Ryugu(リュウグウ)へ向けて分離する運用を実施しました。

「はやぶさ2」の広角の光学航法カメラ(ONC-W1)により、SCIの分離が行われた様子を捉えたことから、SCIの分離が計画通り実施されたと判断しています。
「はやぶさ2」は衝突装置運用による影響を回避するため、SCI作動前に小惑星後方の安全地帯に退避しました。現在、探査機の状態は正常です。

SCI作動の有無や、リュウグウにクレーターができたかどうかの確認結果は、改めてお知らせします。

(参考)

「はやぶさ2」搭載の広角の光学航法カメラ(ONC-W1)で撮影した、分離後の衝突装置の様子

「はやぶさ2」搭載の広角の光学航法カメラ(ONC-W1)で撮影した、分離後の衝突装置(SCI)の様子。
撮影時刻:2019年4月5日10時56分(探査機上の時刻・日本時間)
撮影高度:小惑星リュウグウ表面から約500m
画像のクレジット、JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研

JAXA宇宙科学研究所 管制室内の様子

JAXA宇宙科学研究所 管制室の様子 Credit: ISAS/JAXA