特 集:IKAROSからソーラー電力セイル探査機へ

IKAROSは2010年5月21日にH-IIAロケットで打ち上げられ、宇宙空間でセイルを展開して太陽光発電を確認し、薄膜太陽電池による発電を確認しました。さらに、液晶デバイス等によってセイルの向きを調整することで軌道制御を行い、ソーラーセイルによる航行技術を獲得しました。この実績をもとに、宇宙科学研究所では現在、ソーラー電力セイル探査機による木星トロヤ群小惑星探査計画の実現に向けて、探査機システム及び搭載機器の検討・開発・試験を進めています。

コラム

【 ISASニュース 2016年3月号別冊(No.420) 掲載】