国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2022年8月11日(木)、「電離圏擾乱発生時の電子密度鉛直・水平構造観測」を目的とした観測ロケットS-520-32号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げました。

ロケットは正常に飛翔し、内之浦南東海上に落下しました。
GNSSをはじめとする搭載観測機器は予定通りに動作し、データを取得しました。今後、詳細な解析を実施し、電離圏電子密度の空間構造に関する研究を行う予定です。

ロケット飛翔結果

ロケット機種・号機 S-520-32
打上げ時刻(日本標準時) 23時20分00秒
発射上下角 75.0度
最高到達高度 279km(打上げ268秒後)
着水時刻 打上げ522秒後

なお、打上げ時の天候は晴れ、北北西の風1m/秒、気温28℃でした。

これをもちまして、観測ロケットS-520-32号機実験は終了となります。
今回の観測ロケットS-520-32号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に、深甚の謝意を表します。

観測ロケットS-520-32号機 打上げの様子(クレジット:JAXA)

観測ロケットS-520-32号機 打上げの様子2(クレジット:JAXA)

観測ロケットS-520-32号機 打上げの様子 (クレジット:JAXA)