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磁気圏尾部観測衛星GEOTAILは、1992年7月に米国フロリダ州からデルタ-Ⅱロケットで打ち上げられた日米共同プロジェクトです。これまで30年間以上の長期間に渡り地球周回の長楕円軌道で観測を行い、地球磁気圏の昼間側境界や尾部で磁気リコネクションが起きている事を実証してその中でイオンや電子がどのように振る舞うかを明らかにするなど、特に地球磁気圏尾部において数々の発見を含む画期的な成果をあげて来ました。

当初計画の3年半のミッション期間を大きく上回る30年以上にわたり運用してきましたが、2022年6月末までに搭載データレコーダーが両系とも動作停止し、十分な観測データが取得できなくなったため、観測運用を終了することとし、2022年11月28日に宇宙機の運用停止・停波を行いました。以降は来年3月末までにミッション成果のまとめを行ってまいります。

これまでの運用にあたり、ご協力をいただいた関係各機関及び各位に深く感謝いたします。