概要

JAXA宇宙科学研究所の齋藤宏文教授(研究当時、現名誉教授)、中須賀真一教授(東京大学大学院工学系研究科)、白坂成功教授(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科)の研究グループは、低高度軌道の小型衛星からの超高速データ伝送通信システムを開発しました。そして、2019年1月に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構の革新的衛星技術実証1号機 小型実証衛星1号機(RAPIS-1)を用いて軌道上の実証実験を行いました。

RAPIS-1衛星からのX帯(8GHz帯)の超高速データ伝送信号を、JAXA追跡ネットワーク技術センター臼田宇宙空間観測所にある宇宙科学研究所所有の10mアンテナにて受信した後、データレコーダに一旦記録し、ソフトウェアにて復調復号を行いました。その結果、低高度衛星からの無線を用いたデータ直接伝送として世界最高速となる毎秒2.65ギガビット及び3.3ギガビットの通信速度を実験的に実証することに成功しました。

詳細は、以下をご覧ください。
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_202008071031036724913159.html
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2020/8/7/28-74231/