明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶を申し上げます。

昨年はイプシロンロケット試験機が成功し、小型科学衛星「ひさき」を軌道に乗せることができました。軌道投入精度、音響・振動環境などの乗り心地にも成果を出すことができ、また小型衛星標準バス技術の確立ができたことも大きな成果と考えております。

平成26年度の「はやぶさ2」の打ち上げに引き続いて、平成27年度は小型科学衛星ERGとX線天文衛星ASTRO-Hの打上げ、平成28年度はBepi-Colomboの欧州宇宙機関による打上げが予定されております。

宇宙科学はJAXAの他の事業と並んで、JAXAの戦略を支える中核の一つであり、進行中のミッションの完遂に加え、新規ミッションの立ち上げなど挑戦すべき課題は多岐にわたりますが、皆様のご期待に応えるべく職員一丸となってこれらに取り組む所存です。

平成26年1月
宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所
所長 常田 佐久