5月6日に、相模原市の相模女子大学グリーンホールで「宇宙科学講演会 2025 〜MMXはフォボスを目指す〜」を開催しました。
昨年に続き今年も、講演会と子どもたちも楽しむことができるミニイベントを同時開催。連休の最終日にも関わらず多くの方々にお越しいただきました。

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第一部の講演会は、MMXプロジェクトから臼井 寛裕教授が「太陽系探査ミッションのロードマップ」、川勝 康弘教授(MMXプロジェクトマネージャ)が「MMXが拓く、未来の太陽系探査最前線」と題して講演を行いました。

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MMXプロジェクト関係者が勢揃いし、パネルディスカッションも行われました。藤本正樹宇宙研所長 司会のもと、北川ケイトさん(宇宙教育)がファシリテーターを務めてくださり、MMXの魅力が存分に引き出された第二部となりました。

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パネルディスカッションの後半では、来場者からの質問にパネリストたちがお答えするコーナーもありました。スマホを通じて集められた質問は、休憩時間中にパネリスト全員が目を通しました。

火星の衛星フォボスを探査することで科学的に何がわかるのか、という質問には、この衛星の地形がバラエティに富んでいることから、鉱物学的にも非常に面白い物質を採取することができる、という回答に、会場では静かなどよめきが。。。期待の大きさがうかがえます。その後も探査機の構造からミッションが終了してからのことまで、質問は多岐に及びました。
最後に各パネリストがMMXの "推しポイント" を熱く語り、理工一体で一つのミッションを遂行する決意に満場の拍手が起こり、本イベントの幕が降ろされました。

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ロビーでは子どもたちがMMXのゲームを楽しむ様子も見られました。

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終了後も来場者との意見交換があちこちで見られました。

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5/3に神奈川県宇宙応援アンバサダーに就任したばかりのこてつくんが今年も遊びに来てくれました。
(協力:宇宙なんちゃら こてつくん)

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パネルディスカッション終了後の一コマ。

(2025/05/09)