小型月着陸実証機 SLIMが月面に着陸してからちょうど1年にあたる2025年1月20日に宇宙科学探査交流棟で記念イベントを開催しました。
SLIMの月着陸1周年と、今年度は宇宙科学研究所(ISAS)が1989年4月に正式に相模原市に移転してから35年と節目の年度なので、地域の皆様ならびに日頃より応援をいただいている皆様への感謝の気持ちを込めて2つの講演とクラシック・ミニコンサートを開催しました。
開催概要は
https://www.isas.jaxa.jp/outreach/events/003900.html
JAXA理事補佐 西田 亮三の開会宣言に続き、本村相模原市長様から挨拶をいただきました。
宇宙科学研究所 所長 國中 均の講演は、「相模原キャンパスから始まった惑星探査、今後の展開について」
SLIMプロジェクトマネージャをつとめた宇宙機応用工学研究系 教授 坂井 真一郎の講演は、「月着陸から1年を迎えた 小型月着陸実証機 SLIM - その成果と今後 - 」
職員も知らない衛星・探査機の開発秘話、運用裏話や相模原キャンパスのナゾのスポットなどユーモアを交え、ISASとSLIMの実績・成果、今後も宇宙138億年の進化史の探求に挑むISAS、支えていただいた皆様に我々の覚悟と感謝の気持ちをお伝えすることができたかと思います。
講演の様子は
https://youtube.com/live/akpV52Zn4jo
をご覧ください。
コンサートはSLIMの月面着陸と同時に、宇宙に魅かれたプロの演奏家によって結成された弦楽五重奏団「上の宇宙(うわのそら)クインテット」による演奏。月や星、SLIM、はやぶさ2、みおに纏わる曲目をISAS所長や各ミッション研究者との激しい?楽しい?トークを交えた演奏で、笑顔と感動の繰り返し。(拍手喝采の嵐)
平日の開催ということや、クラシック・ミニコンサートは新しい取り組みで様々心配もあったのですが、ご来賓の皆様や参加申込みいただいた方々計73名ものお客様(遠くは北九州から!)に参加と応援をいただきました。ありがとうございました。
世界で最も宇宙科学の研究者に絡んでいる(であろう)超絶弦楽五重奏団の皆様
(2025/01/27)