「はやぶさ2」国際調整はカプセル回収の地、豪州対応が中心でした。カプセル着陸許可(AROLSO)取得が初号機では直前となった教訓から、豪宇宙庁ASA窓口に早めに申請するも、進捗する前に新型コロナによる渡航制限で対面調整もできず焦りも。在豪日本大使館などの支援も得て、JAXA-ASA会合や日豪首脳会談でも「はやぶさ2」協力に言及してもらうなど多方面に手を尽くして促進し、8月に何とかAROLSOを取得。新型コロナ禍での特例入国・回収活動にはASAより豪州各所に調整をしてもらい、カプセル再突入時にはASA長官、大使館や在豪メディアのウーメラ参加も得て迎えることが出来ました。相模原でも豪大使館に加え、仏CNES、独DLR、米NASAの駐在員参加や代表メッセージなどで応援をもらいました。「はやぶさ2」カプセル帰還を多くの国際協力も得て達成できたことは非常に感慨深いです。