プラネタリウムが生まれ変わる瞬間に立ち会える、なんてこと、そうそうあるものではないと思います。
今回はその様子をリポートします。
式典は7月16日(水)の午前中に行われました。
それにしても世界初とは!! えっ、なんのこと?
式典の主役はプラネタリウム CHIRON III SAGAMIHARA(ケイロン 3 サガミハラ)。
光学・デジタルの両方において世界最高レベルの性能を備えたプラネタリウム投映機を導入するのは相模原市立博物館が世界初だそうです。
会場に一歩入ると、以前とは一変。存在感があった GSS HELIOS(ヘリオス)(1995年、博物館開館時に導入、現在は博物館内の特別展示室で展示中)に変わり、直径わずか 48cmの CHIRON III SAGAMIHARA が来場者の注目を集めます。
この CHIRON III SAGAMIHARA は GSS HELIOS と比べて直径が約半分。にもかかわらず、なんと4万倍である10.3億個の星々を投影できる能力があるそうです。
機材の詳細は相模原市立博物館のWebサイトでご確認ください。
式典は、本村賢太郎 市長、鈴木英之 教育長の主催者挨拶、藤本正樹 宇宙研所長の来賓挨拶で始まり、点灯式へと進みます。点灯式直後にドームに写し出された星々の数は圧巻で、来場者からも思わず歓声が沸きました。
まさに、30年の格段の進歩を目の当たりにした瞬間でした。
左より、本村市長、鈴木教育長、藤本所長
橋本小児童と一緒に点灯式
上映中の様子は相模原市立博物館のページでご覧ください。
プラネタリウム入口では橋本小児童の皆さんから式典来場者へ「宇宙大豆クッキー」が配布されました。このクッキーは橋本小児童により考案されたものです。
開会前の一コマ。橋本小児童から藤本所長に質問!
相模原に世界初のプラネタリウムができたことにより宇宙へ思いを馳せる市民の皆さんも増えることでしょう。
「宇宙を身近に感じられるまち」 にさらに弾みをつける、そんなイベントになりました。
「世界最高峰のプラネタリウム」と、そこから歩いて3分の距離にある 「世界をあっ!と言わせる JAXA相模原キャンパス・宇宙科学探査交流棟」をツアーするのも簡単です。夏休みにいかがですか。
(2025/07/25)