質問の時間をたっぷりとったオンライン講演会を開催します。テーマは「太陽」(11月1日 14:00から) と 「若い宇宙」(11月8日 14:00から)の 2テーマです。
Zoomウェビナーでの開催です。事前に登録をお願いいたします。先着順で、テーマ毎にそれぞれ、500名まで参加いただけます。(参加費無料)
質問時間を長めにとっています。当日も質問を受けつけますが、事前にtwitter でも承ります。ハッシュタグ #QA太陽と初期宇宙をつけてツイートしてください。
オンライン講習会は終了しました。ご参加ありがとうございました。
当日の映像をYouTubeに公開しました。ぜひご覧ください。
11月1日(日) 太陽研究最前線 ─ 地上から、宇宙から
■ 登録URL (11月1日):終了しました
https://zoom.us/webinar/register/WN_1aWC3b0VSV2JfTtovwdiWA
■ 講演: 14:00〜14:20、 質疑応答: 14:20〜14:40
『 ガリレオからALMA・DKISTへ ー太陽観測今昔物語ー 』
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下条 圭美総研大 物理科学研究科 天文科学専攻 准教授 |
[概要] 現代の太陽研究は17世紀初頭のガリレオによる黒点観測からスタートし、その後世紀を跨いで幾多の先人たちが太陽を観測してきました。観測する光が可視光線からX線や電波などの不可視光線へ広がっても、太陽を理解しようとする研究者の欲求は変わっていません。講演では太陽観測の歴史に触れながら、地上からの太陽観測最前線までを紹介していきます。
■ 講演: 14:40〜15:00、 質疑応答: 15:00〜15:20
『 宇宙からの太陽観測研究から目が離せない 』
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清水 敏文JAXA宇宙科学研究所 准教授 |
[概要] 太陽観測衛星「ひので」などが牽引してきた宇宙からの太陽研究は、欧米の新たな探査機の飛翔を皮切りに大きく変わリつつあります。日本も2020年代中盤に次期太陽観測衛星Solar-C(EUVST)を飛翔させ、これらの衛星・探査機などで太陽のなぞを解明しようとしています。私たちの生活に影響を与える太陽を理解しようとする最近の取り組みについてお話しします。
■ 座談会: 15:20〜15:40
みなさまからの、2つの講演を通しての質問にご回答したり、これからの太陽の研究や遠くの"太陽"への発展などについて、ざっくばらんに話をしたりする予定です。また、普段の研究の様子なども、お話しする予定です。
11月8日(日) 宇宙の始まりを観る ─ 地上から、宇宙から
■ 登録URL (11月8日):終了しました
https://zoom.us/webinar/register/WN_LwZz5SeCT4i_rEOMvNjD7w
■ 講演: 14:00〜14:20、 質疑応答: 14:20〜14:40
『 巨大望遠鏡で探る100億光年彼方の銀河 』
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但木 謙一国立天文台 アルマプロジェクト 国立天文台フェロー |
[概要] この世界にタイムマシンは存在しないし、きっとできない。だけどハワイにあるすばる望遠鏡やチリにあるアルマ望遠鏡のような世界最大級の望遠鏡は、僕たちに100億年前の銀河の姿を観せてくれたんだ。でも考えてほしい。宇宙には無数の銀河が存在している。天文学者達はその中からどうやって100億年前の銀河を探したのだろうか?どこまで過去に遡ることができるのだろうか?一緒にその秘密に迫ってみようと思う。
■ 講演: 14:40〜15:00、 質疑応答: 15:00〜15:20
『 ミリ波偏光観測で探るインフレーション宇宙 』
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関本 裕太郎JAXA宇宙科学研究所 教授 |
[概要] 現代の宇宙論観測の精度は、目覚ましく進化している。宇宙の年齢 138億年であり、宇宙はダークエネルギー 68%、ダークマター27%、普通の物質5%からできていることが、宇宙マイクロ波背景放射(cosmic microwave background: CMB)の温度(2.73 K)揺らぎの観測により明らかになってきた。一方で、「なぜ宇宙はこれほど等方なのか?」や「なぜ宇宙はこれほど平坦なのか?」といった、疑問が残されている。これらは、開闢直後の急激な加速膨張(インフレーション)によって宇宙は作られたというインフレーション仮説を考えると解決される。このインフレーションは、原始重力波を作り出し、CMBに渦巻き状(B-modeと呼ばれる)の偏光パターンを引き起こす。大角度スケールで生じる原始重力波起源のCMB Bモード偏光を検出しようという野心的な計画LiteBIRD衛星を紹介する。
■ 座談会: 15:20〜15:40
2つの講演を通しての質問についてご回答します。また、宇宙の始まりや若い宇宙について、何を明らかにしようとしているのか、どのように調べようとしているのか、研究者とみなさまでお話しする予定です。