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2010年後期
2011年2月21日更新
太陽系に8個の惑星はそれぞれに個性的な世界を持っており、それらの特徴は惑星を形づくる材料と太陽からの距離によって決まります。太陽は地球を含めた惑星たちに光と熱だけではなくその上層大気の粒子も供給しています。これは太陽風と呼ばれ、惑星環境に大きな影響を及ぼしています。
(ISASニュース 2010年12月 No.357 掲載)
2011年1月20日更新
赤外線天文衛星「あかり」の全天サーベイによる約130万におよぶ天体の赤外線カタログデータサービス(AKARI-CAS)が、2010年3月30日に公開になりました。さまざまな検索機能を備えたこのサービスは、世界の宇宙科学の発展に大きく貢献するでしょう。さらに画像データの提供など今後のサービスの拡充も進められています。
(ISASニュース 2010年11月 No.356 掲載)
2010年12月9日更新
小型高機能科学衛星「れいめい」によって、これまで知られていたものとは異なる奇妙な形のオーロラが見つかりました。従来のオーロラ生成メカニズム理論ではこの形を説明できず、新たな仮説が立てられています。現在計画されている小型科学衛星SPRINT-B/ERGによって、この解明が進むことが期待されます。
(ISASニュース 2010年10月 No.355 掲載)
2010年11月8日更新
月周回衛星「かぐや」に搭載されたスペクトルプロファイラは、7,000万点にもおよぶ月の反射スペクトルデータを取得しました。このデータから月表面にあるカンラン石は、巨大天体の衝突によって月のマントルから掘り起こされたものと分かりました。この発見はさらに地球など他の天体の進化の解明へつながると期待されています。
(ISASニュース 2010年9月 No.354 掲載)