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宇宙科学の最前線

2014年前期

2014年7月7日更新

ガンマ線偏光観測の実現とガンマ線バースト放射メカニズムの研究

IKAROSには2種類の理学観測装置が搭載されています。一つは宇宙空間のダストを検出するための大面積ダストカウンター(ALDN)で,もう一つは我々のグループで開発したガンマ線バースト偏光観測装置(GAP)です。本稿ではGAPで得られた科学成果について紹介させていただきます。
(ISASニュース 2014年6月 No.399 掲載)

2014年8月更新

衛星ツアーの「ミッションデザイン」

ミッションの成果を最大にすべく,時にコストやリスクにも目を配りながら,宇宙機の軌道を設計します。物理,数学,工学の専門知識を用いて,ミッション要求を満たす軌道の形状・配置を探究し,そこに至るまでの最適な経路と合わせて,宇宙機を設計する技術者や観測を計画する科学者に提示します。
(ISASニュース 2014年5月 No.398 掲載)

2014年5月29日更新

X 線で白色矮星の重さを測る

恒星は、誕生してからその一生のうち約9割の時間、水素の核融合によって輝きます。水素を使い果たすと水素の核融合でつくられたヘリウムなどの核融合が始まり、星の中心温度は1億度以上に達します。この温度上昇に伴って恒星は膨れ、表面温度が下がり赤色巨星になります。太陽の8倍以下の重さの恒星では、外層を吹き飛ばして中心核が残ります。それが白色矮星です。
(ISASニュース 2014年4月 No.397 掲載)

2014年5月23日更新

より高い空への挑戦

人類が初めて空を飛んだのは1783年のこと。今から230年ほど昔にフランスのモンゴルフィエ兄弟やシャルルのつくった気球が、その始まりでした。より高い空へ。その野望は脈々と引き継がれ、今、私たちの薄膜高高度気球がその先頭を走っています。
(ISASニュース 2014年3月 No.396 掲載)

2014年5月2日更新

流れのシミュレーション学

流体力学現象は、宇宙科学と深い関わりを持っています。流体力学現象を詳しく理解するためのアプローチの一つに数値シミュレーションがあります。宇宙科学に関わる数値シミュレーションを用いた具体的な流体力学研究の例を紹介すると共に、数値シミュレーションの今後の可能性について考察します。
(ISASニュース 2014年2月 No.395 掲載)

2014年4月9日更新

ARTSAT:衛星芸術プロジェクト

“衛星・宇宙機と言えば科学技術の世界”と考える方も多いでしょうが、現在、世界初の「芸術衛星」プロジェクトが進行中です。工学(衛星をつくる側)と美術(衛星を使う側)がそれぞれの得意分野を生かしながら、未知の世界にチャレンジするという有機的な異分野コラボレーションの試みを紹介します。
(ISASニュース 2014年1月 No.394 掲載)