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宇宙科学の最前線

2012年前期

2012年9月14日更新

自然が物理学の願いをかなえるとき

物理学が何であるかは誰もが知っていますが、「物理学者が何をしている人々なのか?」という問いに答えるのは簡単ではありません。物理学の発展は、「光」の概念がどう変わってきたかを例にして説明することができます。
(ISASニュース 2012年6月 No.375 掲載)

2012年8月22日更新

びっくりするコンピュータ

私たち人間にはとうていできそうもない計算を、ひょいとやってのけるコンピュータ。それを頭脳に持つロボットは、1か0かに切り分けるデジタル処理のイメージからか、映画やTVでは冷徹で無慈悲なキャラクターとして描かれること多いですね。そんなクールなコンピュータがびっくりする、と知ったら、あなたはびっくりするでしょうか。
(ISASニュース 2012年5月 No.374 掲載)

2012年8月1日更新

X線で探る超新星残骸

「超新星」は星の終焉を飾る大爆発で、爆発に伴い「超新星残骸(SNR)」と呼ばれる極高温プラズマ雲が形成されます。SNRは可視光ではあまり目立たない天体ですが、灼熱のX線宇宙においては大きな存在感を示しています。高分解能分光を持つX線CCDによる観測によって、SNRの研究が急速に進展しています。
(ISASニュース 2012年4月 No.373 掲載)

2012年5月25日更新

観測角度による月の明るさと色の変化

可視・近赤外光による月の光学観測は、月表面の鉱物組成を調べる上で非常に有用です。ただし、その詳細解析には「測光補正」が必要とされます。本稿では、月周回衛星「かぐや」搭載スペクトルプロファイラにおける測光補正法の研究について紹介します。
(ISASニュース 2012年3月 No.372 掲載)

2012年4月13日更新

「すざく」で探る銀河団プラズマの運動

ドップラー効果による天体の運動の測定は、天文学の基礎となります。X線天文衛星「すざく」は、これと同じ原理を用いて銀河団の中のプラズマの運動を調べました。「すざく」による発見や後に続くASTRO-H衛星の観測から、「宇宙の暗黒」の正体を発見できる日が来るかもしれません。
(ISASニュース 2012年2月 No.371 掲載)