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宇宙科学の最前線

2010年前期

2010年8月6日更新

惑星間航行・編隊飛行のための宇宙機軌道設計

1機の宇宙機で複数の小惑星を探査したり、複数の衛星が編隊飛行で地球を周回するミッションが期待されています。これらのミッションを実現するためには複雑な軌道設計が必要となりますが、そこで有効なのが母関数を用いた新しい軌道設計の方法です。その概要と設計例を紹介します。
(ISASニュース 2010年6月 No.351 掲載)

2010年6月22日更新

46億年の太陽史

太陽は、現在、通常11年の活動周期が延びているなど異常な状態にあるとの見方があります。はたしてこの見解は正しいのでしょうか?46億年の太陽の歴史と生命誕生を含めた地球環境のつながりについて考察します。太陽活動に対する理解をさらに深めることで、地球の環境問題などの解決にも寄与できます。
(ISASニュース 2010年5月 No.350 掲載)

2010年5月25日更新

ミクロの便利屋

安く製造でき、安く打上げできる小さな衛星や探査機への期待が高まっています。小さくても性能を落とさずに動作する、あるいは小さく作ることで新たな機能を持つ機器を実現する技術にMEMS(Micro Electro Mechanical System)があります。将来、この技術によって携帯電話くらいの大きさの衛星を作れるかもしれません。
(ISASニュース 2010年4月 No.349 掲載)

2010年4月26日更新

宇宙最果ての大爆発をとらえる フェルミ衛星で迫るガンマ線バーストの謎

我々が観測できる最も遠くの宇宙で起きるガンマ線バーストは、ガンマ線で数ミリ秒から数百秒程度だけ突然明るく輝く現象です。国際協力ミッションのフェルミ衛星が、73億光年離れたところのガンマ線バーストをとらえました。ガンマ線バーストの謎にせまる最新の研究を紹介します。
(ISASニュース 2010年3月 No.348 掲載)

2010年3月17日更新

月地下溶岩チューブの天窓

月周回衛星「かぐや」が、月の地下に溶岩チューブが存在する証拠となる縦穴を発見しました。溶岩チューブは、科学の対象として重要であるとともに、その内部は微小隕石の衝突や放射線被曝から守られ、さらに温度も一定に保たれるため月基地の建設地としても最適です。
(ISASニュース 2010年2月 No.347 掲載)

2010年2月22日更新

「あかり」が照らし出す彗星の素顔

赤外線天文衛星「あかり」を利用して、彗星の二酸化炭素に着目した研究が行われています。これによって45億年前の原始太陽系星雲の進化や、原始惑星を形成した物質を明らかにする手掛りがえられます。「彗星」と「あかり」の組み合わせは,太陽系の生い立ちを探るタイムマシンともいえます。
(ISASニュース 2010年1月 No.346 掲載)