宇宙航空研究開発機構 サイトマップ

TOP > レポート&コラム > 宇宙科学の最前線 > 2005年前期

宇宙科学の最前線

2005年前期

無容器浮遊と過冷却の科学 宇宙環境利用科学研究系助教授 石川 毅彦

無容器浮遊は、「過冷却状態」を容易に作りだすなど様々な利点を有し、さらなる科学技術の発展に貢献しています。本稿では、JAXAが開発した静電浮遊炉、それを利用した金属の高温での物性値測定、新機能材料創製などの取り組みを紹介します。
(ISASニュース 2005年6月 No.291掲載)

GEOTAIL衛星 天体ガンマ線観測始末記 東京大学大学院理学系研究科教授 寺沢 敏夫

磁気圏探査衛星GEOTAILは地球磁気圏の観測のみならず、太陽フレアのガンマ線を捉えることにも成功しました。さらに2004年12月27日には、軟ガンマ線リピーターSGR1806-20でおきた巨大フレアの完全観測にも成功し、その結果が「ネイチャー」に掲載されることになりました。
(ISASニュース 2005年5月 No.290掲載)

夜空は明るい!?―宇宙最初の星の光を探る― 赤外・サブミリ波天文学研究系教授 松本 敏雄

我々が見上げる空は宇宙背景放射で満たされています。この背景放射こそが、宇宙の起源とその歴史を解明する重要な鍵となります。本稿では宇宙背景放射の今までの観測結果と、それに基づく宇宙の謎への取り組みを紹介します。
(ISASニュース 2005年2月 No.287掲載)

「ロケットの次のゴール」または「詐欺師ペテン師の世界」 宇宙航行システム研究系 稲谷 芳文

再使用型ロケットがビジネスとして成り立つ時代がくるだろうか?そのためには発想の転換が必要です。本稿はロケットの未来、次のゴールに向けて、今、何が必要とされるかを考えます。
(ISASニュース 2005年1月 No.286掲載)