宇宙航空研究開発機構 サイトマップ

TOP > レポート&コラム > 宇宙科学の最前線 > 2004年後期

宇宙科学の最前線

2004年後期

ハイブリッドロケット CAMUI 北海道大学大学院工学研究科機械科学専攻宇宙環境工学講座助教授 永田 晴紀

さまざまなアイディアを取り入れることで実現が難しかったハイブリッド方式の小型ロケットを開発することに成功しました。従来の固体燃料小型ロケットの限界を打ち破り、低価格で打上げを提供することで気象観測、微小重力実験などの幅広いニーズに対応することができます。
(ISASニュース 2004年12月 No.285掲載)

銀河団の高温ガスから元素の合成史・星の形成史を読み解く 東京理科大学理学部第一部物理学科講師 松下 恭子

銀河団の高温ガスから放射されるX線を観察して元素合成の謎に迫る取り組みを紹介します。その中でいくつかの新しい事実も判明してきました。X線天文衛星ASTRO-EIIで、更なる研究の進展が期待されます。
(ISASニュース 2004年11月 No.284掲載)

多様化するミッションに向けた蓄電技術 宇宙探査工学研究系助教授 曽根 理嗣

宇宙機、有人宇宙活動に不可欠な電池。電池の歴史、各種電池の特徴に触れると共に、宇宙用の閉鎖型小型軽量燃料電池、更には電池以外の蓄電システムに対するJAXAの取り組みをご紹介します。
(ISASニュース 2004年10月 No.283掲載)

地球生物重力適応システム〜場の形成と張力維持に必須な細胞骨格とその分子シャペロン〜 東京大学大学院総合文化研究科教授/宇宙科学研究本部客員教授 跡見 順子

地球の重力に応答し、自らのシステムを適合させて進化してきた生物。ストレスに抗してシステムを維持する生命の機械的、力学的メカニズムを細胞骨格とその分子シャペロンを通して探ります。
(ISASニュース 2004年9月 No.282掲載)

小型高機能科学衛星INDEXの開発 宇宙情報・エネルギー工学研究系 教授 齋藤 宏文/助手 福田 盛介

科学衛星の大型化が進む一方、低価格な小型衛星の必要性も増しています。民生品も取り入れた先進機器を搭載し、ベンチャー企業も参加する新しい開発体制、手法を採用して開発が進む高性能小型科学衛星INDEXの概要を紹介します。
(ISASニュース 2004年8月 No.281掲載)

再び月を目指しませんか? 固体惑星科学研究系助手 春山 純一

固体惑星の謎を解く鍵を持ち、太陽系の化石の宝庫である地球にいちばん近い天体、月。月探査機SELENEは月を周回してさまざまな調査を行なうとともに、月面基地の場所など将来の人類の月面での活動に向けて貴重なデータを集める予定です。
(ISASニュース 2004年7月 No.280掲載)