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宇宙科学の最前線

2009年前期

2009年7月13日更新

人工衛星で探る太陽コロナ加熱の謎
国立天文台 ひので科学プロジェクト 助教 勝川行雄

太陽表面の温度は約六千度ですが、そのわずか数千km上空には数百万度のコロナが存在します。なぜ高温のコロナができるのか、そのメカニズムはいまだに解明されていません。太陽観測衛星「ひので」の最新観測装置でこの謎に迫る研究が行われています。
(ISASニュース 2009年6月 No.339 掲載)

2009年6月9日更新

宇宙機フレキシブル自律熱制御 名古屋大学大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻 講師 長野方星

宇宙機は宇宙空間でのさまざまな熱環境に対応する必要があります。従来の熱制御の方法、さらに今後の宇宙ミッションで求められる自律熱制御の要求に合致し、「放熱、保温、吸熱」という3つの機能を同時に実現するデバイスについて紹介します。
(ISASニュース 2009年5月 No.338 掲載)

2009年2月23日更新

無容器プロセシング 過冷液体からの準安定相創製 宇宙環境利用科学研究系 教授 助教 栗林一彦

容器やルツボを使わず異物を排除できる「無容器プロセス」により新物質の創製が可能です。本稿では無容器プロセスで過冷却液体から準安定相を作り出す仕組を明らかにするとともに、新しい記憶媒体として期待される物質(六方晶のLnMnO3)の創製について紹介します。
(ISASニュース 2009年2月 No.335 掲載)

2009年2月23日更新

衛星構造の高精度化 宇宙構造・材料工学研究系 教授 小松敬治

衛星ミッションの高度化に伴い、衛星や搭載するアンテナ、望遠鏡などに対する精度要求がますます厳しくなってきています。それらの要求に応えるためには地上での製造上の問題、さらには宇宙空間での搭載機器による振動、熱による構造体の歪みや宇宙線による材料劣化など様々な要因を考慮して衛星設計を行う必要があります。
(ISASニュース 2009年1月 No.334 掲載)