宇宙航空プロジェクト研究員制度はJAXAプロジェクト等に参加することを通じて自己の研究を磨く若手研究者を対象とした人材育成制度となっています。プロジェクト、研究の両業務を併せておこなうことによるシナジーが育成の観点で最も期待されているところです。
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本研究員制度の主な特徴
- JAXA宇宙科学研究所における宇宙航空プロジェクト研究員は、宇宙科学・探査の将来を担う若手人材の博士号取得後の最初のポストとして位置づけられており、宇宙科学研究所ならではの人材育成を強く意識した制度として運用が行われています。
- 応募に際しては、事前に「研究計画」を受入研究者側と相談していただいたうえで応募いただくプロセスになっています。これにより研究内容とキャリア形成とのつながりについて採用前に応募者側と受入側が十分に相互理解をはかることが可能となっています。
- プロジェクト研究員個人に対して個別の研究費を支給します(額等は予算状況によります)
- 育成体制について、受入責任者とは別に研究指導者を配置して一人ひとりの研究計画に沿った育成環境を整えています。
- 若手研究者を対象とした人材育成制度であることから、採用時点で博士号の学位取得から原則5年以内の者であることを応募の要件としています。ただしライフイベントや社会人経験等多様なキャリアパスを経ての応募も可能とすべく、産前・産後の休暇や育児休業、介護休業、民間企業への就職(研究職以外)等にて研究中断していた期間は上記期間より除外して扱うことができることとなっています。
- 任期は3年が基本となりますが、研究期間が3 年を超える外部資金(科研費等)を財源として雇用される場合など、最長で5年まで認められる場合があります。
- 若手研究者にとってハードルとなりやすい育児等との両立において、より柔軟な環境を提供するため、通算10年を雇用期間の上限として、育休等により休業となった期間分の延長を可能としています。
- 赴任に伴う旅費や外国籍の方が在留資格取得に要する費用は機構にて負担する制度になっています。
- 業務内容や業務状況に応じてフレックスタイムをはじめ様々な制度を導入しています。