赤外線天文衛星「あかり」のデータから、我々の銀河系内に広く豊富に分布し、生命の起原物質の一つとしても注目されている、多環芳香族炭化水素(PAH)と呼ばれる有機物分子について、その大きさを推定する手がかりや、周囲の環境に応じて「変成」を受け、構造が変わっていく様子が明らかになりました。東京大学大学院理学系研究科博士課程に在学中の森(伊藤)珠実さん(日本学術振興会特別研究員)を中心とする研究グループによって行われたこの研究の成果は、アメリカの天体物理学の専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」の2014年3月20日号に掲載されました。

詳しくは、赤外線天文衛星「あかり」プロジェクトサイトをご覧ください。
https://www.ir.isas.jaxa.jp/AKARI/results/20140324_GalHii/index-j.html