小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSは、冬眠モード明けの電波を2014年5月に受信してから、7月までデータを取得して状態確認を行ってきました。8月7日に探索を行ったところ電波を受信できなかったことから、予測どおりIKAROSは4回目の冬眠モードへ移行したと判断しました。7月に最後にデータを取得したIKAROSの位置は、地球から約2億1千万km、太陽から約1億3千万kmです。得られたデータからは、IKAROSの状態に異常は認められません。

次回の冬眠モード明けは、2015年春と予測しています。

JAXA宇宙科学研究所 IKAROS運用チーム