再使用ロケット実験機(RV-X)第1次地上燃焼試験

2018年9月1日(土)から10月5日(金)にかけて、JAXA能代ロケット実験場(秋田県・能代市)において再使用ロケット実験機(RV-X)の第1次地上燃焼試験を実施しました。今後計画しているRV-Xの飛行試験に向けてエンジンの作動特性やエンジン燃焼に起因する音響・振動などの機械環境条件に関するデータを取得することを目的とし、RV-Xの機体(一部)を専用スタンドに据え付けた形態でのエンジン燃焼により各種の機能・性能を確認しました。

試験の実施日、燃焼時間および最大推力は以下の通りでした。なお、定格推力(100%推力)は40kNです。

RV-X-1-0:9月1日(土) 燃焼時間:約8秒 最大推力:定格推力の40%程度
RV-X-1-1:9月5日(水) 燃焼時間:約21秒 最大推力:定格推力の80%程度
RV-X-1-2:9月28日(金) 燃焼時間:約10秒 最大推力:定格推力程度
RV-X-1-3:10月1日(月) 燃焼時間:約25秒 最大推力:定格推力程度
RV-X-1-4:10月3日(水) 燃焼時間:約62秒※ 最大推力:定格推力程度
RV-X-1-5:10月5日(金) 燃焼時間:約95秒※ 最大推力:定格推力程度

※燃焼終了後のエンジン再着火によるアイドル燃焼(30秒)を含む

今回の燃焼試験の結果を分析してRV-Xの飛行試験に向けた設計に反映します。