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3.「のぞみ」対応異常監視・診断システム

 異常監視・診断の対象となる「のぞみ」は1998年7月4日に打ち上げられた我が国初の火星探査機で,打ち上げ時の全重量は軌道・姿勢制御用の燃料を含み540kgである.火星探査機としては非常に小型軽量ではあるが,14もの最新の科学観測機を搭載した本格的な探査機で,搭載された観測装置は日本はもとよりアメリカ,カナダ,スウェーデン,ドイツ,フランスとの多方面の国際協力の下に準備された国際協力計画でもある.図1には「のぞみ」の飛翔想像図,図2には同探査機のシステムブロックが示してある.



図1.火星を周回する「のぞみ」想像図


図2.「のぞみ」のシステムブロック図


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