YODA Laboratory

(このコンテンツの更新は終了しました。2015.03.31)

微小重力環境の魅力

地上では、考えられない環境では、一体何が起こるのでしょう?

宇宙ステーションは、そこに働く「重力」と、地球をまわっている為に生じる「遠心力」がつり合って地上の100万分の1の程度の「微小重力環境」となっています。このような重力の影響が、ほとんどない環境では、次のような現象が起きます。

熱の対流がなくなる

地上では、水を火にかけたり、部屋でストーブを使うと、水や空気が上下に流れる現象(熱対流)が生じます。しかし、微小重力下では、重力の影響がほとんどないため、「重い」「軽い」という概念がなくなり、密度差による対流も抑制されます。 熱対流

沈降や浮上をしない

地上では、液体中に密度の異なる物質があると、液体に比べて密度の大きな物質は沈殿し、密度の小さな物質は浮上します。また、水と油のように密度に差のある液体を混ぜると、地上では分離してしまいますが、微小重力下では、混じり合った状態が保たれます。 浮上

静水圧がない

地上では、液体や固体に重力が作用(静水圧)し、自重による変形(圧縮)が起こります。そのために、結晶を作る場合、結晶が成長するにつれて変形してしまいます。一方、微小重力下では、歪みのない高品質な結晶ができます。また、非常に柔らかい材料を作る場合にも有効です。 浮上

無接触で浮遊する

地上で金属などの材料を融かしたり、結晶成長させたりする場合、容器(るつぼ)に入れて加熱することが必要です。しかし、微小重力下では容器に入れなくても浮遊させた状態で材料を融解・凝固させることができます。そのため容器から不純物が混入したり、容器に接触している部分で熱膨張の違いにより、結晶の欠陥が生じたりすることは、ありません。 fuyu

 

JAXAlogo
   依田研究室 Top pageへ
  Copyright(c) 2010-2014 YODA Laboratory All rights reserved.